脳力開発172・未来を拓く子供たち
天命舎で合宿した小学生の成長
小学生だった知人の子供たちが何人も、何年も天命舎の合宿に参加した。3泊4日の合宿。去年から今年に入って彼等に会い、また彼等の情報が私にはいってきた。子供の頃から想像もしなかった成長に驚いている。身体が大きくなっていることもあるが、自分の道を選択し個性的な生き方をしている様子に、小合宿当時を振り返りながら近況を伝えたいと思った。子供は思わぬ成長をしている。未来を拓くのは子供自身だ。
■須田晃介君・高校一年生
彼は今回父上と経営計画熟考会に参加した。昨年10月燕三条の視察で一緒したが、現在高校一年生。天命舎に最初にきた時は赤ん坊のとき、その後青少年合宿に兄と参加したのはまだ小学生一年生か二年。彼には中学生のときZOOMのことを教えてもらった。今回面白かったのは左利きで「すごい左利き 」という本を持ってきていた。左利きはイメージ力に優れているらしい。情報統合技術には有利だ。右脳を使うからだ。茨城までの旅の途中読んできたと言う。心象図が上手い。今回3日間私の傍に座り情報統合技術で今後の自分の将来の計画を熟考した。
指針設定(理念設定)で①AIやPCを学び、技術を学び動画の編集技術を磨ききあげたい。②知らない種類の電子機器を使って見たい。③身の周りに起きたこと知らないことを切り口に自分で考え行動したい。④知らない世界に挑戦し自分の能力を鍛えたい。
この指針をテーマに大人の中に混ざって真摯に3日間熟考した。感想は自分のことを余り掘り下げた事がなく、良い経験になりました。来年は兄と三人で参加すれば面白そうと書いてあった。
彼は小学生の頃から父、兄(耀介・慶応3年)、時に母も交えてランニング、水泳、登山、自転車、アイスホッケーとこなし、トライアスロンにもチャレンジしてきた。中学生最後の年全国大会に進んだが残念ながらコロナで中止になった。夏休みなどは父と自転車で全国を旅していた。北海道・利尻に一人できて私達と合流後群馬まで自転車で帰った経験もある。
■黒田大空君・大学一年生
孫大空に10月2年ぶりにあった。コロナが少し治まったとき長男と来てくれた。大学1年生になっていた。高校2年のとき会って以来。時々ZOOMで会っていた。大学は観光関係の学部を選んでいる。中学、高校と倫太郎と短期間ながら世界を旅し、高校でカナダに一月短期留学。国内の一人旅も企画してやっている。トラブル解決はお手の物になっている。父親(倫太郎)が小6の卒業のとき旅行を私がプレゼントして一人旅を経験させた。その後、構成作家の道を選んでからわずかな年末の休日を使ってのウルトラ短期世界旅行を繰り返していたが、血を継いだのか海外に惹かれ、先日再会したら、英検も1級を目指しているしい。大空に言った。「 旅費は私達が出すから、一度是非海外旅行の通訳してくれ」と話したら、「 いいですよ。今度オーストラリアに留学しますから、慣れたころきてください。案内しますよ。」とのたもうた。「 えっ」と驚いた。ホンマかいな。
彼が面白いのは小学生のころ「真っ黒くろ助」という題の手造り漫画を何作も書いて、学級に回して人気を呼んだ事だ。私も読んだが面白い。A4の紙を上手に折って四面だかにしてそれを何冊も何冊も書いた。50数冊もある。お正月にあったとき、漫画を今も持っているかと聞いたら、あると言う。「本にしないか」と聞いたら、あれは駄目と笑っていたが。そういえば彼も左利きだ。晃介君から聞いた「すごい左利き 」の本を読み終わっていたのでプレゼントしておいた。大前研一の旅の本と小河さんの質実経営の本も。
彼も小三以来中一まで青少年合宿に通った。妹の志緒莉も小一から参加した、いま高校2年生。バレーボールの選手、水泳も早かった(小学生のころ)運動も好きだし、生き物・動物が好きでパンダについては非常に詳しく、名付け親にもなっているらしい。お正月の白版一杯に系統図を書いた。恐れ入った。
その後中学のころ倫太郎が中国・成都のパンダ動物園に誘ったがタイミングが合わずまだ行ってない。大学生になったらいくのだろうか。国内では何度も家族で白浜のパンダを訪ねている。動物に関係した道を選ぶのだろうか。
一年うえの姉・明以さんと一緒に合宿に参加した。小三ぐらいから参加した。この姉妹は明以3歳、侑以2歳頃から金剛山に登山している。合宿中に筑波山や宝篋山に登った。この二人の少女が参加したので、孫のしおりも喜んだ。二人とも50キロウォークを平気でこなしている。妹・芽以もお姉さんたちに見習って、5人で全員完歩。10歳で100キロウォークも達成。お父さんが柔道を教えているが、姉妹の中で一人柔道を習っている。お姉ちゃん明以さんは小学校4年からアルトサックスを担当し中学、高校と吹奏楽部を継続している。大学進学も介護関係を希望しているらしい。
次女・侑以さんに2年前だか経営者10名ほどと近江八幡ラコリーナの視察を企画した。その時私も参加したいというのでついてきた。中2になっていた。小学校以来だったが大きくなって中学生らしい綺麗な少女になっていた。その後進学は農芸学校にした。毎月天命舎にくる父上から、はじめから将来を睨んで普通高に進学するのではなく、実技も身につける農芸高校と耳にしていた。是非そうしたらいいなあと思っていた。
高校生活も実習もあり楽しいらしい。新年になって高校生が一日営業する喫茶店を経営するメンバーになって、毎日遅くまでパンを焼いたり実習に参加している。休日には趣味の洋菓子づくりや研修のための予習に忙しいとか。ラコリーナを視察して働いてみたいとも感じたらしい。
この家も家族で、マラソンや2020年には100キロウォークも達成。私にいわせれば小路口さん「子供たちへの虐待とちがうか」とからかうのだが、小さいときから楽しみながらも色々な山歩きや過激なウォーク、自転車での四国への姉妹で二人の旅を経験させている。面白く楽しい娘たちの家族だ。私も娘がほしい。
理念の時代を生きる172号 未来は自ら拓く
一・新年度経営計画熟考会・茨城
年末、四名の参加者、今回高校一年生が父上と参加してくれました。私の息子たちも高校、大学生の頃参加しました。年間数回定期的に天命舎で開催しているころ各社の社員や経営者の子弟が時期を選んで参加していました。この会は主に経営者を対象にしていますが、高校生の参加は刺激的でした。
■頭脳を徹底的に使う訓練
参加者は人生理念もしくは企業理念を制定されていますが、その理念を背景にして指針確立(①理念設定)から問題分析(②案件設定③現状把握④来果探究⑤予悔充足)のステップを経て方法立案(⑥方針設定⑦方策探究)そして態勢実現(⑧計画探究)を仕上げます。
参加者は15年から20数年この会に参加されている経営者と今回初参加の高校生です。私は45歳の時に参加して、理念を制定し創業したわけですが、振りかえるとこのIST情報統合技術をやり続けたお蔭だと確信しています。
■頭脳の怠慢
人間の身体動作における怠慢や手抜きは目に見えますが頭脳、思考の怠慢は余り問題になりません。頭脳の怠慢などと言うと、「自分たちの頭が悪いことを責めようとしているのか」と勘違いされる人がいますが、この情統合技術を体験されると、今まで考えていたと思っていたことと考えることの違いが自覚できます。
■頭脳を使い使命に生きる人
今回の参加者は理念を制定し理念に添って全国各地の経営者の理念に基づく事業経営の支援、単に業績を上げることのみを目的とせず、調和のとれた経営・和道経営を指導している須田知身氏、彼は経営者は健全なる身体を備えることが望ましいとコロナ禍のなか全国を行脚し、時に移動にトライアスロンの自転車を使うこともある。子息を含め奥様も励まれる。大事なことだ。「好事魔多し」
と言う言葉がある。彼は走行中トンネルで追突に遭った。結論をいえば死でも不思議はない。はねられて後方に一回転して頭をうった。ヘルメットのお蔭だ命を取り留めた。今年の覚悟は「残された命、全身全霊を込めて事に当たると」
■日産自動車を退職後縁あって進化経営学院に学びその後仕事のかたわら講師を勤めてくれた小早祥一郎氏は「そうじの力 」立ち上げ全国各地を飛び回りながら「そうじ」を通じた企業改革・組織改革に取り組んでいる。環境整備を普及させる方針は数年変わらないが、今年は非営利団体(学校・市町村・消防所・病院)にまで働きかけると展望を決心された。企業の指導はもとより新たな視野の拡がりと活動に共感している。
彼等二人は毎年、年度始めの経営計画熟考会で計画を立て実践、更に毎年改善を継続をする。その一つ一つの積み上げが今の姿なのだが、実に見事なお役立ち(理念活動)を続けている。本人達はそんな意識はないのだろうが彼等の支援により多くの企業で働く人達が喜びの楽しみの人生に遭遇しておられる。気がつけば数十年頭脳を使い磨き続け理念に生きる人生はまさに喜びの人生だ。詳しくは「そうじの力」アクセスください。
■大工の息子から三代続く建築会社
もう一人堀越弘道氏の紹介をしたい。最初の出会いはケイ・ミラ・フォーチャの建設の時の紹介だった。紹介主は勿論、理念制定している設計士の友人であった。2000年の完成、その後2005年に設計はその友人に依頼したが進化経営学院の建設を依頼した。
建物は建築プロデュースシステムを応用して設計をし、そのご建設を依頼するシステ
ムで建設して貰った。完成後経費とは別にお礼として一年間の授業料を免状して進化経営学院で学んで貰った。大工としての腕は優れているが、まだ父親に依存している何にも知らない専務だった。学び始めた堀越氏は顧客数も財務のことも知らない大工さんだった。
進化経営学院は自立した経営者を育成することを目的としている。お金の儲け方を教える訳ではない。世にある経営に関する学校は手法を教える。進化経営学院の詳細はHPをご覧いただきたい。彼はそれから数年にわたり学び理念も制定した。
彼の現在は親子三代が堀越建築を経営し、今年はモデルハウスになる自然環境を豊かに取り入れた自宅を建設する本番の年に当たる。三代目がまだ小学4年生の時、進化経営学院建設の最中でお休みの日には現場の掃除にきていた可愛い少女だった。その少女が芸術学部のある高校、大学と進み今では三代目を襲名する時を迎えている。理念を制定し定期的に経営計画熟考会で思索を続けた結果といえよう。写真
■理念に生きる経営者
まさに理念の時代を生きる三人を中心の会だった。和道を学び理念を探究し、経営計画熟考会を続ける人には天はその人に与えた使命・志・理念を全うさせてくれる。世界や如何なる状況に遭遇しょうが、全てはその人を磨く試練に過ぎない。大企業や時流のみを追う経営者にはコロナの災禍は経営に打撃を与えることもあるだろうが、理念に添って生きる人には全てが必然でかつ最善という森信三先生の箴言が現実味を帯びてくる。
参加者の成長にわが理念の喜びを味わう
彦根での開催も東日本大震災以後11回目を迎えた。年末57年ぶり70センチの降雪に、彦根に済む90歳の叔父は玄関までの20メートルの雪かきができないと電話で話されていた。オミクロン感染の渦中六名の経営者が関西、群馬、北陸から参加してくれました。理念制定者5名+新創業者1名。内3名は2016年2名が2020年に理念を制定している。年齢も若い。
事業転換の真っ只中・小路口欣弘氏
小路口欣弘氏はまだ40前だ。彼は老舗の石材店を経営している。天命舎を訪ねてから8年を経過している。詳細は置いて先代が病気で倒れた関係で2010年社長を継いだ。当時27歳、何もわからぬまま、事業を継承したが、銀行、取引先同業者からの借入金は億に近かった。その後お母さんの個人的な借入金も判明した。
面談で彼の話を聞いたとき、正直世の中にこんなことがあるのかと唖然としたものだ。で天命舎に至るまでの社長としての数々の体験に深く頭が深く下がる。一方、高校柔道部の指導もする傍ら神社の代表も引き受けていた。まさに好青年そのものであるかのように見えるが、心に深い課題も抱えていた。
その話を学ぶ前後の面談、その後数年してからの理念探究の過程で耳にするとき、私の想像する逆境など甘いものだと、心を動かされた事は一度や二度ではない。前章で紹介した須田氏の指導で借入金を徐々に返済し後わずかまでになっている。
今遭遇している課題は事業転換の問題だ。コロナを挟んでの問題と言うより石材業界全体の問題でもある。その事業転換に対しても早くから手を打ち始めており積極的な投資もしている。今回は昨年からの現状把握をふくめて問題分析(②案件設定③現状把握④来果探究⑤予悔充足)をタップリ熟考した。一般的に現状把握が納得いくと問題の50%は解決したといえるが課題が鮮明になったと語る。娘たちは天命舎で青少年合宿に何度か参加している。
新規巻き直しを支援する柳井誠一氏
彼は小路口氏と一緒に参加してくれた。8年前になる。彼も小路口さんに引けをとらない体験がある。詳細は新たに小冊子にしたいと私の頭の隅にあるのだが、人間には「不屈の精神」があることを現実として教えられた。彼は父上が群馬県では名を知られた数軒のスーパーマーケツトを経営されていた。高校時代は野球部、大学卒業後将来を視野にスーパーに数年勤務、その後父上の病により群馬帰ることになる。しかし大手のスーパーの進出により中型規模のスーパーは苦境から脱出はできない。結果的に店を畳むことになる。
友人須田氏と破産の当時二人で山小屋に籠もって時を過ごしいつまでもぶらぶらするのも既に事業として立ち上げていた宮本成人氏の所で草むしりを手伝うことにした。健康管理の問題もあった。その事が切つ掛けで仕事の後お客様から感謝される経験の中で、今まで味わったことのない心の喜びを感じたらしい。以後、自分としての仕事として草むしりを創業する決心を固めた。その後時をへて須田さんのすすめで天命舎で理念を探究することになる。ここで出会った小路口さんと一緒に和道関係や進化経営学院のプログラムを学ぶ。
理念を探究したいと言っても直ぐ探究できる訳ではない。一年かけてそれまでの意識価値観の払拭と新たな学びが必要とされる。一年後このまま続けるかどうかと考える時期をまえに躊躇いがあった。講師を引き受けていた小早祥一郎氏に、柳井さん自身は継続を躊躇っている胸の内を伝えた。小早氏は引き止めることもしなかった。その夜同期の小路口さんと夜を徹して話あったようだ。翌朝私に((来年も続ける))と決断したことを伝えた。
翌年から、理念探究のコースに堀越氏、前年から探究を進めていた藤井さん、2014年から四名で理念探究が始まった。2016年理念制定式を堀越さん、藤井さん、小路口さん、柳井さんが迎えることになる。
創業10年目を迎え、昨年は多用のためこの経営計画熟考会を欠席した柳井氏は今年の感想として次のように述べている。「昨年はこの会に参加できないままスタートしたが自社のキャパシティを越えた一年だった。今回創業10年を迎え改めて自社の理念に立ち返り基盤をかためたい。心も頭もスッキリした。福井の同志たちにも再会し嬉しく楽しい時間を過ごせた」と語った。
新事業に挑む藤井高大氏
鯖江でメガネフレーム製造に関わる会社を経営する藤井氏は創業20年目を迎える。彼に会ったのが創業10年を迎えた翌年だった。(有)ファインは最初お会いしたとき40歳勢いのある経営者だった。彼は鯖江で経営道場MKD塾長村上廣昭氏との出会い以来、道場の塾頭を勤める。特異な生きた体験をして、地元のバスケットボールの仲間達が社員の大半だった。当時著名なパタゴニアの様なイメージあった。しかも環境整備に力を入れてこの世界での傑出したキャリアがあった。当時「そうじの力 」の小早さんの指導もうけていた。
簡単に理念に到達するかと期待したがそうはいかなかった。創業10年は勢いで業績を伸ばし続けてきたが次のステップに進むには経営を根本的に見なおす必要があった。同時に社内的にも売り上げを伸ばすだけでは利益が出ない現実も知ることになる。
ここから根本的な挑戦が始まった。マーケティング、商品構成、商品ごとの粗利管理等々を須田氏の指導で学び、財務会計や和道経営をまなびその上で理念探究に邁進した。理念制定後次ぎなる新事業開発に挑まれ昨年暮れから展開を始めた。
今回新事業を始めた同志と参加し根本的に煮詰めた。企業の目的・使命から展開の上に必要な全人的決意から方向性の確認もされた。幹部社員との研究会も実施することも決めて新たな期を迎える準備を整えた会なった。
思考の深まり・次ぎなる高みに挑む
■原因追求(過去対応)の問題解決
経営計画を立てる事は多くの経営者がやっていることでもある。従来の立て方は前年の計画数字と現実とのギャップ(差額)を振り返り何故未達なのかを考える所からはじまる。
それは過去の過ぎ去った原因を取り上げ、その要因を探究することである。
厳密には過去は変えられない。反省することは悪いことではないが、最近のコロナや中国の世界に対する戦狼外交などを見れば明白だが、これも過去を変える事はできない。
■変えられるのは未来
私達は企業理念・人生理念を背景に毎年方針と立てるのだが、そこに到るステップは次のプロセスがある。そのプロセスは「理念を背景にして指針確立(①理念設定)から問題分析(②案件設定③現状把握④来果探究⑤予悔充足)のステップを経て方法立案(⑥方針設定⑦方策探究)そして態勢実現(⑧計画探究)」である。
■未来を明確に描く
そのなかでも④来果探究・現状把握をし、これらの問題に手を打った場合、解決した場合の望み放題の未来像を明確に描き、他方でこれらの現状に新たな手を打たなかった場合の正面来果を予想する。倒産の廃業、危機も明確に描く。
その上だ⑤予悔充足、未来から現在を見直し現状の中にある未改善点に迫る。何故手をうたなかったのか。何故分かっていても放置していたのか。何故怠ったのか。行動しなかった自分の要因を遡って探究する。
■未来から現在の真の課題を探究する
理念を制定している経営者はこの⑤予悔充足のステップを執拗にする。そのなかに新たな気づき認識が発見できる。このプロセスを何度も実践し毎年、毎年継続し続けるのが経営計画熟考会なのです。一度で到達をできないものの、この追及姿勢が何年も続くと自ずと思考方法が身につき解決能力は格段に高まる。
■未来から思考する経営者
進化経営学院・くろだワークスの理念は彼等の成長支援である。毎年、毎年彼等の成長を目の当たりにして継続して続けてきた経営計画熟考会の効果、成長する若き経営者の姿、彼等が指導する会社で働く社員の姿、家族、同業者等々の未来の姿に心が踊ります。
(悦司)