脳力開発165号/理念の時代を生きる165号

脳力開発165号・コロナ後をかんがえる

近メデイア・新聞、テレビ、国会などで話題になっている話題についてその本質を考えてみたい。第一にコロナ禍におけるオリンピック開催、第二憲法改正に伴う国民投票法案改正案(憲法改正国民投票アンケ-ト)、第三にウイグル・香港・モンゴル人権問題に関しての野党および公明党と中国擁護の問題、第四にポリテイカルコレクトネスとリベラル・進歩的文化人の姿勢、第五に国連人権委員会における日本を非難する日本内部のグ-プの問題などを一つ一つ考えてみたい。

思考の基準

考える根本の基準は脳力開発の指針・思考方法の整備の指針を基準にする。

①戦略思考(常に中心点を明らかにし。中心骨組みで考える)

②両面思考(常に両面とも考え、どちらが主流かも考える

③角度思考(立場・観点を整理し、多角度から考え)

④確定思考(確定要素から出発して考える)

⑤具体思考(行動のつながりで具体的に考える。

 

■今回はオリンピック開催問題

 G7サミットで菅総理が開催協力を要請し各国首脳も賛意を示しているから開催は間違いない。しかしながら、ここまで国会の野党、特に立憲民主党、共産党野党が反対しNHKはもとより民報各社はコロナを理由に反対するのか。

まず日本人の弱い点は①の戦略思考に弱い、そして多角度から考えるという視点にかけることが上げられる。日本は正に国をあげて2020年東京オリンピック誘致に全国民が燃えた。勿論、関心の薄い人がいても不思議はないが。即ち国を挙げて開催を決意した。戦略決定した。

そこにコロナ禍に襲われ、一年の延長も各国の理解も得られ決められた。国としての威信、約束の履行がある。ここで共産党野党やメデイアが反対しNHKはもとより民報各社はコロナを理由に反対している。

  • 政権打倒は名目上のポーズ

野党、民放、朝日をはじめとする彼等の戦略はなにか。根本は自民・公明連立現政権の打倒である。がこれはあくまで名目上の大義であって、次ぎなる政権を樹立しょうという覇気は感じられない。安倍政権以来国民から支持されている。

昔の自民と社会等の55体制と同じ構造。何の変化もない、担当能力もない野党。しかし現政権に批判がないわけでない。コロナに対する対応に不満はある。決断力のない現政権。腹を括っていない議員。職業としての議員、これでは憲法改正も容易ではない。

  • 多角度から考える・世界の視点からも考える

日本人は傾向的に自分のことだけ、日本人に都合のよいように考える傾向が強く、コロナ発生当時からこの傾向はあった。いま冷静にコロナ禍にあって世界の状況を冷静に分析してみる。日本はダイヤモンド・プリンセス以後世界から轟々たる非難にさらされたが、死者数は世界の国々のなかでも桁違いに少ない。ワクチン接種をすればマスク着用をしなくてもいいという世界の様子に日本人としては驚きを隠せない。

話を戻すと世界にあって安全性の非常に高い国だ。国としてのオリンピック開催をすることは当然と言えよう。

では日本で安心安全かと問われたら、絶対安心安全はありません。子供のような質問はやめましょう。いつの時代でも安心安全なんてある訳がない。ここに至っても、国内のコロナのニュ-スばかりで、冷静に世界の中の日本を見ることがない。これが日本人の大問題なのです。

  • 両面思考・目立つところは少数部分

例えば、メディア、新聞。テレビは目立つところばかりを話題にします。少数部分を話題にします。最近はコロナの経験を積んで、悪いことばかり、見るのではなくこの状況の中のよかった点を見る視点も増えています。皆さん個人をとってもそういうことはありませんか。禍の中にも必ず良い面があるのです。<福はあざなえる縄のごとし>という言葉や、<逆境練機・逆境は神の恩寵的試練なり>という場合も沢山あります。

コロナによっていろいろ学びました。日本でも最近は若い人達が増えていますが、当然といえば当然でしょう。原因はわがままで、他人のことを考えない子供を育てたのは私達高齢者自身であり、日本人の平和ぼけの帰結です。今後は考えなおす必要があります。

  • G7で支持・戦略の支持は当然

首脳宣言には、東京五輪・パラリンピック開催の「支持」が決定した。これは民主主義国家では当然のことであり、日本国として世界各国に確認したに過ぎない。さてこのあと野党がどう振る舞うかお手並み拝見といいたい所だが、まだまだ反対を医学的な立場でする人もいるでしょう。

  • 戦略と戦術の混同(目的と手段の混同)

平たく言うとこのオリンピック開催の問題は戦略と戦術の混同がもたらした結果です。国としての約束オリンピック開催とその実現方法・やり方の混同の事例です。実に日本人の心情に巧みに迫る。人命は大事だ。赤軍派の飛行機乗っ取りに対し、時の福田赳夫総理は<人命は地球より思い>といい、世界から笑われ馬鹿にされた日本・日本国民の幼稚さ。

日本人は戦略民族ではないと言われるが、正にその通り。オリンピック開催実現への障害、即ちコロナ感染に右往左往して、国家としての約束を反故にするグル-プの口車に乗ってあわてる。

人命が第一だと国民の情に訴え、本音を隠す共産党の繰り返されるソフト路線。メディアはこぞって反対に誘導し、単純な野党・G7の最中でも内閣不信任案を提出すだの騒いでいる。形式的に騒いでいる。全く真剣みは感じられない。解散したらよい。

  • 反対の旗頭「共産党は破防法対象団体」なのです

政府は6月11日の閣議で、共産党は「破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体だ」とする答弁書を決定した。日本維新の会の鈴木宗男参院議員は共産党と破防法の関係や暴力革命の方針をめぐる認識について質問した。

答弁書は共産党について「日本国内において破防法に規定する暴力主義的破壊活動を行った疑いがあり、いわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はないものと認識している」と説明した。政府は3月にも同様の答弁書を閣議決定している。安倍政権の時から共産党の暴力革命の方針はかわらないと閣議決定している。

  • 立憲民主党は共産党と連携しょうとしている

枝野代表は選挙を控えて、破防法対象の共産党と連携する意向をハッキリさせています。だから、労働組合の連合は共産党との連合には基本的に反対の姿勢を明らかにしている。立憲民主は全く立党の理念の違う共産党と提携し、数を増やしたいための苦肉の策だが、国民もそこまで愚かではないが、高齢者でふらふらする人もいない訳ではない。

「共産党がここ数年、ソフト路線、イメージ選挙をアピールしているが、閣議決定の答弁書では、本質は何ら変わっていないと断じている」騙されてはいけない。

■世界の長期的戦略国家・中国

長期的に戦略を実行する国のNO1は中国だろう。鄧小平の韜光養晦(とうこうようかい)を貫いてきた中国。習近平が2025年大々的に戦略をおおっぴらにしたところから米国トランプの反撃が始まったが、強かさは米露をはるかに超えている。

G7とりわけEUなど見事に取り込んで、ここにきて一帯一路の本意があからさまになり、コロナでEUも、世界もやっと分かったのだから、世界は見事に中国の戦略(中国の世界制覇)に組み込まれ、経済的にも完全に取り込まれてしまった。

日本もしかり。天安門事件(1989年)後、日本政府は中国の孤立化の回避を訴え、西側の首脳として初めて海部俊樹首相が訪中するなど、中国の国際社会への復帰を手助けした側面がある。天安門事件後、政府は欧米に先駆けて対中制裁を解除し、当時の天皇陛下の訪中(1992年)を実現させた。戦略国家・中国の強かさに日世界は脱帽だ。

次回は第二憲法改正に伴う国民投票法案改正案(憲法改正国民投票アンケ-ト)、第三にウイグル・香港・モンゴル人権問題を考えます。

理念の時代を生きる・情報を発信する

世界のフェイクニュースに反論しなかった日本

理念実践会が新年度を迎えた。で日本を貶めるフェイクニュースを論破する」ともう一冊は「世界のニュースを日本人は何も知らない2」の下巻のポイントレビューを取り上げた。輪読と和談を4時間にわたって深めた。若い経営者の率直な感想だ・今回はその感想文を記して見たい。参加者の率直な感想に目を通して頂きたい。

①慰安婦問題や捕鯨問題など、一つ一つは何となく知っている情報でも、一冊を通して読むとよくもこんなに真実とはほど遠い、いい加減な記事が散乱しているなという感想を抱きました。近年になって慰安婦問題では日本政府も反論や毅然とした態度をみせるようになっていますが、今までそうしてこなかった理由が、「はじめに」の部分に「日本は資源小国として世界のどの国とも協調していかなければならない」ということが書いてあったのを読んで、多少納得しました。刻々と変化している世界情勢ですが、JAPAN Forwardが、欧米紙をはじめとする世界で日本を貶めるためのニュースに、一つ一つ丁寧に反論を継続してくれているのは、日本人として誇りを感じますし、わずかながら支援を続けていきたいと思いました。Sさん

②「真実とは異なる情報が捏造され世界中に拡散されている」

中国や韓国を筆頭にアメリカの一部メディアも含め「真実とは異なる情報が捏造され世界中に拡散されている」ことは認識していたが、これほどまで多くのフェイクニュースが流れていたことに驚いた半面、まだまだ氷山の一角であり今後も繰り広げられ続けると思うと恐ろしくなると同時に何か打つ手はないのか!と考えてしまう。

私たちが普段生活している環境の中で、メディアから発信される情報はあまりにも一辺倒で偏った一部分だけを抜粋した内容であることを踏まえ、事実を掴んでから物事を判断していかなければならない。噓を言い続けられて真実とされてしまう前に、自国の声を発信していこうとするJFの活動に賛同し注目と支援をしていきたいと思います。Fさん

③日本の弱体化を目論む国の存在。白人至上主義者による人種差別。

今まで世界のメディアは日本を貶める報道をし続けてきましたが、何故なのかがこの本に分かり易く書かれています。今までにGHQのWGIPなどについて学びましたが、その今亡き亡霊を利用して日本の弱体化を目論む国の存在。白人至上主義者による人種差別。日本を知らない、目につきやすい事だけを寄稿するレベルの低い記者の存在。2020年に慰安婦について外務省が初めて公式に反論しましたが、今後も事なかれ主義から脱却して、感情的にではなく論理的に、嘘には正しく反論するJFを見守っていきたいと思います。Yさん

④日本人はあらぬ事実で叩かれているといった事をあまり知らない

ふたつの本に関して私が感じたことは、日本は世界から見れば小さな島国でありながら素晴らしい国、経済、文化、国民性等いずれも諸外国から注目を浴びる国しかし、反面あらぬ事実で叩かれているといった事を当の日本人はあまり知りません、メディアに流れるうわべばかりの情報やたわいもないニュースを聞き流しているだけで、今本当に考えなければいけない日本の問題やまして、世界の問題なんかに目を向けている人は少ないだろうと感じました。今回は多角的な物の見方(考え方)一方向ではなく、うらおもて、内と外、自分と他人等、相手の想いを考えて行動できるよう心がけようと思いました。Aさん

⑤何がほんとで何が嘘なのかをはっきり知る事が大事だと感じました。

今まではニュースや新聞、マスコミの報道する内容が全て正しいと思っており、間違ったり偏ったりした情報を信じておりました。「はじめに」に世界の主要国は分断、分裂に悩んでいる。日本は抜きん出て安定した国であることは間違えありません。と書いてあったのを読んで、今後日本は対外発進力をもっと強め、日本を理解し信頼される努力をしていかなければならないと強く思うようになりました。日本が世界に安定と繁栄に貢献できる事を私も切に願っております。Wさん

⑥欧米での日本に関するフェイクニュースに驚く

中国や韓国以外に欧米での日本に関するフェイクニュースがこんなにたくさんあるという事実があるにも関わらず、全く知らずにいたことや、それを知る人、訂正できる人や機関が大変少ない事がわかりました。実際に英語で反論をしてくれているJAPAN Forwardを応援していくことや、実際に外国に行き自分自身で体験して確かめるということも大切だとわかりました。Tさん

世界のニュースに無関心だった

まさにタイトルの通り、世界のニュースは何も知らないというか、何も関心を示しておりませんでした。しかし、今回の実践会を通じて、日本が世界の他国と比べていかにすばらしい国、そして民族であるかを再認識することができました。

とくに、日本が厳しい制限が行われなくても国民が一丸となって頑張り死者の数が世界と比べ抑制できていることが他国から見れば「奇跡」であるという事実には驚きました。

私たちが普段、当たり前にしていることが文化や思想が違う他国から見れば驚くべきことを我々日本人は当たり前に実践していることは、世界という視点から見なければわからないことです。だから、私もつねに内から物事を見るだけでなく、多方面から物事を見て

考えることが重要だと感じました。Hさん

日本のテレビや新聞では、世界中の情報のほんの一部だけ

日本のテレビや新聞では、世界中の情報のほんの一部だけしか触れることが出来ません。アンテナを張ることが重要だと感じました。

「日本を貶めるフェイクニュースを論破する」では、まず、 JAPAN Forwardという「前進を続ける日本」という編集部があることを初めて知りました。慰安婦や捕鯨問題のみならず、日本に対する偏見や欧米至上主義、反日からの日本叩きがあっても日本側は一切反論してきませんでした。「言わぬが花」では、世界に通じません。戦後教育の影響もあると思いますが、何より言語の問題が大きいかと思います。JAPAN Forwardの日本からの正しい発信を期待します。HOさん

★参加者の感想です。知らないということや関心を持ってもいなかった。あらためて経営に携わる人は勿論、自分の周辺によほど意識しないと情報がないということです。

正に茹で蛙現象ですね。ここが一番危険なこと、言い換えれば平和ぼけしている日本人は諸外国の日本に対する見方をかんがえもしないで行動しているということです。せめて彼等が世界の情報を持つように、工夫が必要だと認識して彼等に新たな手を打ちたいと考えています。

JAPAN Forward」のビジョン

  • 2017年6月英語ニュース・オピニオンサイト「JAPAN Forward」を運営し英語を話す人々に政治・経済・文化・社会などの様々な分野で、等身大の日本の姿や日本の多様な価値観・日本企業・団体・個人による国際活動などを積極的に発信します。
  • 世界にはびこる日本と日本人に対する誤解や偏見を払拭し日本の現在(今)を冷静かつ前向きにそして多元的に伝えることで日本への関心を高め、世界と日本をつなぐ新しいメディアを目指します。
  • JAPAN Forward(ジャパンフォワード)は、良識ある日本の声、等身大の日本の姿を世界に届けるために、産経新聞社の支援を得て創設した新しいインターネットの英語ニュース・オピニオンサイトです。世界が大きく揺れ動く中、日本での主要な出来事や論点、課題、歴史、文化に至るまで、「素顔の日本」を多角的にわかりやすく伝え、日本と日本人への理解を深めていただくことが設立の目的です。

■誤報に日本も外務省も今までは反論もしてこなかった。

「日本を貶めるフェイクニュースを論破する」この本の中で、第一話から第十三話まで海外の日本に対するフェイクニュースを取り上げいる。海外は日本に関するフェイクニュースを流している

アメリカを代表する「ニューヨーク・タイムズ」、「ワシントン・ポスト」などの一部有力メディアは反日メディアと評されるほどネガディブ、偏った日本報道を繰り返してきた。日本のメディアは上記のアメリカメディアの引用が多い。日本で一番古くからの世界に向けて発信してきたJapan Todayジャパン・トゥディは誤解を垂れ流してきた。

■靖国神社を貶めるわけ 

  • 英国の高級紙「タイムズ」紙が報じた靖国のニュースの記事の誤り。長年日本特派員を務めるリチャード・ロイド・パリー記者の記事の見出し「英軍ラクビーチームが日本の戦争犯罪者のための神社を訪れる」と主張。
  • 「タイムズ」の記事は靖国神社が「ジンゴイズム(自国民族優越主義)と嘘の神社であり、日本の植民地支配を経験した韓国人と中国人に戦慄を与える攻撃的なナショナリズムの倍陽気である」と述べている。

■「令和」の意味を曲解する欧米メディア 

  • CNNテレビは「『令和』は権威主義的な意味にも受け取られている。命名が「日本政治の右傾化を反映している」というテンプル大学ジャパン・アジア研究学科ジェフ・キングストン教授のコメントを報じている。「和」という漢字が選ばれていことは第二次大戦時の元号「昭和」を想起させ「日本の戦時中の過去をより前向きにとらえようとする安倍首相の意図にそったものかしれない」と指摘。
  • 英BBC放送も令和の「令」が「命令する」という意味があると伝え、米国のインターネットメディア、デイリー・ビーストに至っては「日本は新しい時代を迎えたが、安倍政権のもとでは未来は暗い」などと伝えている。
  • 国内の英語メディア、ジャパンタイムズやジャパン・トゥディの英文記事は、日本の文化を貶める英文記事を盛りだくさん記載している。「島国根性」「外国人嫌い」「性差別」「封建的」といった決まり文句や、それよりも酷い事を日本人の筆者が寄稿している。日本文化を貶める発信は日本国民を侮辱し、ヨーロッパの白人文化を逆に高めている。