理念とは何か

企業理念とは
企業は、優れた理念によってはじめて確たる存在価値をもった存在といえる。企業理念は、決して飾り物ではなく、実効性のある最も重要な経営の資源・財産である。「企業理念は企業の魂である」と言える。企業理念の要件には目的性、倫理性、指針性、英知性、本望性、共有性、永遠性、具体性の八つがある。

疑似理念
企業理念がない場合には、自然発生的にその空洞を埋めてしまう指針・疑似理念ができる。疑似理念の内容としては、一般的にはどこまでも儲ける「利益追求」、どこまででも大きくなる「規模拡大」が一般的である。それらが万事の物の判断になるので疑似理念という。
この疑似理念で運営される企業は社会全体にとって、癌細胞的な闇雲な増殖型システムでその体質のまま長続きする組織にならないのは、今日の世界の経済界を見れば明らかだと言える。

人生理念とは
人間個人をとっても、この世に生まれたには必ず天命・志がある。しかし殆どの人は自分の志・天命、言い換えれば人生理念を一生自覚することなく生涯を終わる人が大半だといえる。自分は「この世に何のために生まれてきたのか」という使命・志を自覚した人生は、
たとえ、幕末の志士、吉田松陰のように短い生涯であったとしても、その志は後に続く同士に引き継がれている。私達もこの世に生まれてきた目的を自覚して生きる人生を過ごしたいものだ。そのために、企業・人生理念探究を支援している。